CRO事業採用情報:クインタイルズ

CROの仕事各部門からのメッセージ

クリニカルプロジェクトマネジメント

桑垣 幸人桑垣 幸人

臨床開発事業本部
クリニカルプロジェクトマネジメント統括部長
外資系製薬会社を経てクインタイルズ入社。2016年4月、クリニカルチームリーダーを統括するクリニカルプロダクトマネジメント統括部のシニアディレクターに就任。前職の外資系製薬企業では新薬開発に関する研究、臨床開発のほかプロジェクトを推進するプロダクトマネジメントを担当。開発全体およびセールスマーケティングを担うビジネスユニットのリーダーも経験している。

クリニカルプロジェクトマネジメント部門の説明

クインタイルズでは年間150本以上の臨床試験プロジェクトを手掛けており、それぞれのプロジェクトの特性に応じたエキスパートたちによってチームが結成されます。そのメンバーは、CRA、ラインマネジャーに加え、DM(データマネジメント)、BIOS(生物統計解析)、MD(メディカルドクター)、メディカルライターといったスペシャリストたちになります。そのチームをまとめ、クライアントの期待する予算とタイムライン、そして高い品質による成果を出すためのリーダーとなるのがCPM(クリニカルプロジェクトマネジャー)です。

当社のCPMにまず求められるのは、臨床開発の専門性とプロジェクトマネジメントの知識を駆使して精度の高い治験計画を構築する能力ということになります。加えて、プロジェクトの内容をきちんとメンバーたちに伝達し、成果を出すための管理ができるコミュニケーション能力も重要になります。更には、プロジェクトが終了した後にその内容を振り返り、次のプロジェクトに生かせる要素を抽出しながらチーム内、部内で共有していくというスキルも大切な要素です。

一方で、クライアントのマネジメントという業務も、CPMに課される大きな役割の一つになります。プロジェクトの依頼主であるクライアントの期待を理解し、それを臨床試験の実施プランに反映させる。そして、実際にサイトに出向いて活動するCRAのメンバーが実行できるような形にブレイクダウンしながらプロジェクトを推進する。そうした取り組みによってクライアントの意向に沿った治験をマネジメントし、高品質のサービス、成果としてお届けするのが、クインタイルズのCPMに課せられたミッションということになります。

グローバルコミュニケーション力の重要性

現在、私たちの業務の5割以上がグローバル治験のプロジェクトなっています。当然、グローバル規模で事業展開するクライアント、クインタイルズのグローバルチームと密なコミュニケーションを図りながらプロジェクトを進行することが期待されるわけですが、こうした「グローバルコミュニケーション力」という部分で、CPMに新たなチャレンジが生まれているのが現状です。このような多くのグローバルプロジェクトのニーズに対応するために、十分なトレーニングと実践の場をCPMに提供して、人材育成に注力しています。

クライアントのグローバルカンパニーの多くは本社のほかに日本支社があり、委託先であるクインタイルズにも現地の法人と我々日本のチームが存在しますので、いわば「四つどもえ」でのコミュニケーションが展開されることになります。「四つどもえ」であるがゆえに、それぞれの立場で正しい主張がなされれば、さまざまな課題が発生します。CPMには、高いグローバルコミュニケーションの能力を発揮しながらプロジェクトをまとめ、一つの方向にリードしていくことが求められるということになります。この状況下で重要になるのは、英語などの語学力はもちろん、最も患者さまに近い立場から、事実をもとに具体性を持って伝えられるコミュニケーション能力です。アサーティブ(正しく主張する態度)であること、エビデンスベースで語ることなど、グローバルで通用するコミュニケーション能力を発揮しながら、「四つどもえ」の状況にあるプロジェクト関係者に実態をシェアし、マネジメントできるかどうか。それがCPMに問われる資質だと、私は考えています。

インタビューイメージグローバルコミュニケーションの能力を向上させるための取り組みとしては、クインタイルズが組織としてグローバルにつながる正式なプロセスの構築を目指しているということが挙げられます。レポーティングラインや会議体の構築などがその一例ですが、そうした場においてグローバルのスタッフたちと会話をすることによって、文化的な差異からくる言葉のニュアンスの違いなどへの理解にもつながりますし、治験における実態シェアに関するギャップ解消にも役立つはずです。また、社内研修制度、EBT(短期海外出張)などを通したグローバル治験の経験やシェアードラーニングの充実によって、CPMのグローバルコミュニケーション能力向上を図っています。ラーニングアジリティー(学習機敏性)への期待を高めて入る分、多くの機会を提供しています。

クインタイルズのCPMの魅力

グローバル化というトレンドと同時に、現在はメーカーが積極的に業務をアウトソーシングするというトレンドもあります。特に外資系のメーカーでは、以前は自社に専門機能を持たせ、シーズ探索から基礎研究、治験、承認、市販後調査という医薬品開発に関するすべてのプロセスを行っていましたが、シーズはベンチャー企業から買い取る、治験はCROに外注するといった形での開発スタイルに変わってきています。その主眼は、患者さまの治療に貢献する医薬品をいち早く上市するために、生産性を高め、効率化することにあると思います。

CROに対しては、業務範囲が治験という部分に限定されるというイメージがあるかもしれませんが、むしろ一つの製品の治験に関するすべてを担うことができるという魅力があります。そして何よりも、メーカーでの開発職では感じられない患者さまとの距離の近さを実感できることも、CROの業務の魅力の一つです。クインタイルズでCPMという役割を担うことで、臨床開発業務の魅力や醍醐味をグローバルな規模で体感できるはずですので、実臨床の場面で起こるさまざまな事柄を経験しながら成長を目指せる環境です。特に日本からフルファンクションでグローバルトライアルを回すというオポチュニティはクインタイルズ以外では得難いものであると思います。

クインタイルズには長年の歴史に加え、専門領域にプロフェッショナルを揃えた強固な組織体制という強みがあると思っています。我々クリニカルプロジェクトマネジメント統括部としては、グローバルな規模でファンクションの力を最大限に活用しながら新薬の開発をリードできるようなプロジェクトマネジャーを、1人でも多く育成したいと考えています。
クインタイルズのCPMには新卒・プロパーでディレクターに準ずる役職にいる社員もおり、他社にはない文化があります。30代を中心とした数多くのタレントが揃っており、在宅勤務(フル在宅、地方都市在住など)、ワーキングマザーなども含めた多様な働き方を実現しています。